Vocal Markup Language(VML)は曲のボーカル部分を記述することに特化したMML風のマークアップ言語です。可読性と短さに重きを置いています。
基本的にはシンプルにしたMMLに歌詞の要素を追加した形です。 歌詞の部分と音符の部分に分かれています。
歌詞の文字数と休符を除くの音符の数は一致している必要があります。また歌詞はひらがな又はカタカナである必要があります。
音符の部分にはカンマを含むことができます。カンマは無視されます。大文字小文字は区別されません。
区切り文字の;
を使うことで複数行を使って記述することができます。1行の場合は最後の;
はなくても大丈夫です。
はじめてみつけたせかいのいろ:t172,o4,r2^4,f+4,e8,e4,d+4,e4^8,g+4,f+4,e4,f+4,g+8,f+4,e8,e8,g+4^8;
きみがみせてくれる:r4,e4,e4,b4,b8,b4,b4,b4^8,g+4,f+4;
けしきがやきついて:e4,f+4,e8,f+4,g+4,a4^8,b4,g+4,f+8;
かなたえみちびくせかいのうた:r8,f+4,e8,e4,d+4,e4^8,g+4,f+4,e4,f+4,g+8,f+4,e8,e8,g+4^8;
きみがみてるけしきわ:r4,e4,e4,b4,b8,b4,b4,b4^8,g+4,f+4,e4;
どんなものなのだろお:f+4,e8,f+4,g+4,a4^8,b4,g+4,f+4,f+4^8,e1^4.;
-
C D E F G A B
音名表記。長さ指定が必須です。 -
# + -
変化記号。音名表記のあとに付けると音を半音上げ下げします。 -
R
休符。長さ指定が必須です。 -
0-9
と.
音符又は休符の長さの指定。表での変換ではないので存在しない音符も扱えますが推奨しません。
付点は音符の長さを1.5倍します。複付点は使えません。
-
^
タイ。長さ指定を連結できます。 -
><
相対オクターブ指定。>
が以降のオクターブを1上げる、<
が以降のオクターブを1下げる。 -
O
絶対オクターブ指定。長さの指定が必須。初期値は4。有効範囲は0-9、それを超えると存在しないMIDI番号が吐かれる。 -
T
テンポ指定。長さ指定が必須。初期値は120。 -
;
区切り文字。行の終わりを意味します。改行は行の終わりではありません。